イベントレポート：Dell Technologies World 2025
AIとスケーラブルなインフラを支えるキオクシアのフラッシュストレージ技術を紹介

2025年07月14日

キオクシアは、2025年5月に開催されたDell Technologies World 2025（以下、DTW 2025）において、キオクシアの第8世代BiCS FLASH™ 3次元フラッシュメモリを搭載した大容量122.88 TB（テラバイト）のKIOXIA LC9シリーズや、高性能で低消費電力のKIOXIA CM9シリーズの参考展示など、最新SSD製品をはじめ、Dell Technologies（以下、Dell）のソリューションやその顧客向けに設計されたさまざまな革新的なSSDとメモリ製品のラインアップを紹介しました。また、PCIe^® 5.0、EDSFF（Enterprise and Datacenter Standard Form Factor）、24G SAS（SAS-4）技術やアプリケーションのライブデモを行いました。

【動画】KIOXIA at Dell Tech World 2025（1:53）

このイベントでは、革新的なアイデアを現実のイノベーションへと変える画期的なインフラ技術に注目が集まりました。キオクシアのSSDは、アプリケーション性能を向上し、TCO（総所有コスト）を削減し、SSDの消費電力を低減するように設計され、大量のデータに高速で信頼性の高いアクセスを必要とするAI（人工知能）や高度な分析などの次世代ワークロードの実現に適しています。

Dellとキオクシアの最新ソリューションを紹介するキオクシアブースのライブデモ・エリア

キオクシアのブースでは、以下のデモを実施しました。

FIOワークロードでのKIOXIA CM9シリーズ PCIe 5.0 NVMe™ SSDの動作特性
KIOXIA CD8Pシリーズ PCIe 5.0 NVMeデータセンターSSD を搭載したDell PowerEdge™ サーバーによるAerospike^® Database
Nutanixクラウドプラットフォーム™を搭載したDell PowerFlex™で動作するKIOXIA CM7シリーズエンタープライズU.2 NVMe SSD
122.88 TBのKIOXIA LC9シリーズ NVMe SSDの大容量データセットの高速検索

KIOXIA CD8Pシリーズを詳しく知る

KIOXIA CM7シリーズを詳しく知る

キオクシアSSD／メモリソリューションのキービジュアル動画（31秒）

DTW 2025でのハイライト

DellとのコラボレーションによるKIOXIA CMシリーズSSDがDell PowerFlexサーバーで稼働するデモ

開発中のKIOXIA CM9シリーズ PCIe 5.0 NVMe SSDを含むKIOXIAエンタープライズ＆データセンターSSDの幅広いラインアップ

クライアントSSDとそのソリューションを活用するさまざまなプラットフォームの紹介

来場者に好評だった、KIOXIA CD8PシリーズSSDを搭載したPowerEdgeサーバーで生成AIを用いて自分の写真をアニメ風に変換するデモ

Dellとキオクシアアメリカ社SSDビジネス・ユニット部門シニア・バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーのライブ・インタビュー

ベクターデータベース拡張性向上の仕組みがメディアからも注目を集めた、KIOXIA AiSAQ™のデモ

ブレイクアウトセッション

キオクシアはAIに関連する新たなワークロードの需要に対応するための、より大容量なストレージの必要性について2つのブレイクアウトセッションを行いました。

セッション1：次世代Dell PowerEdgeサーバーとKIOXIA SSDでイノベーションを加速

キオクシアとDellは、次世代Dell PowerEdgeサーバーが、どのようにPCIe 5.0の高速化によりアプリケーション効率を向上させ、より高速なパフォーマンスと高いストレージ密度を実現するかを紹介しました。100 TB以上の容量を持つ新しいKIOXIA EDSFF E3.S／2.5インチ PCIe 5.0 SSD、そしてそれがAIトレーニングやエッジからクラウドへ革新するベクターデータベースなどの新たなワークロードをどのように加速するかについても解説しました。

セッション2：RAG AIソリューションとRocksDBを強化するキオクシアのオープンソースプロジェクト

最新の生成AIソリューションによりストレージとメモリリソースへの需要がますます増加する中、キオクシアが開発する新技術が、SSDベースのアプリケーションの拡張性と耐久性の実現にどのように役立つかを詳しく説明しました。さらに、ソフトウェア開発ワークロードにおけるFDP（Flexible Data Placement）の結果と、RAG（Retrieval Augmented Generation：検索拡張生成）のためのSSDベースのベクトル検索アルゴリズムに関する検討結果について説明しました。

KIOXIA AiSAQ™技術

キオクシアのブースでは、KIOXIA CD8Pシリーズ PCIe 5.0 NVMe データセンターSSDを使ったKIOXIA AiSAQ（All-in-Storage ANNS with Product Quantization）技術のライブデモを行い、AI向けストレージソリューションのパフォーマンスを実演しました。KIOXIA AiSAQ技術がどのようにデータ処理の効率を向上させ、AIワークロードをサポートするか、来場者に実際に体験いただきました。

オープンソフトウェアKIOXIA AiSAQ™技術概要 | Technical Brief（英語）（PDF : 562KB）

AIを支えるキオクシアのストレージソリューションについて詳しく知る

KIOXIA AiSAQ™ ソフトウェアダウンロード

KIOXIA AiSAQ™はオープンソースソフトウェアです。GitHubからダウンロード可能です。

GitHub：

https://github.com/kioxia-jp/aisaq-diskann

キオクシアのブースにお立ち寄りいただき、デモやセッションにご参加いただいた皆様、キオクシアの最新のフラッシュベースのストレージソリューションを体験してくださった皆様、ありがとうございました。

記憶容量：1 MB (1メガバイト) ＝1,000,000 (10の6乗) バイト、1 GB (1ギガバイト) ＝1,000,000,000 (10の9乗) バイト、1 TB (1テラバイト) ＝1,000,000,000,000 (10の12乗) バイトによる算出値です。しかし、1 GB=1,073,741,824 (2の30乗) バイト、1 TB =1,099,511,627,776 (2の40乗) バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
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