業界初、PCIe® 4.0対応でOCPの「NVMe™クラウドSSD仕様」に準拠したSSDの評価用サンプルの出荷について

ハイパースケール・データセンター向けに、性能、消費電力、放熱性に優れたE1.Sフォームファクターを採用

  • 2020年 11月4日
  • キオクシア株式会社

当社は、業界で初めて[注1]PCIe® 4.0対応でOCP[注2]の「NVMe™クラウドSSD仕様」に準拠したSSDとなるキオクシアXD6シリーズ(以下「XD6シリーズ」)の評価用サンプルの出荷[注3]を開始しました。E1.Sのフォームファクターを採用したXD6シリーズは、PCIe® 4.0と NVMe™ 1.3cに対応し、ハイパースケール・データセンター用途に適した性能、消費電力、放熱性を実現しています。

キオクシアXD6シリーズ:業界初、PCIe® 4.0対応でOCPの「NVMe™クラウドSSD仕様」に準拠したSSD

E1.Sは、エンタープライズおよびデータセンター向けSSDの次世代フォームファクターとして規格されたもので、メンテナンス性を高めるためにホットプラグ対応となっています。XD6シリーズでは、9.5mm、15mm、25mmと3種類の高さのE1.Sフォームファクターをラインナップする予定です。

E1.Sを採用したXD6シリーズは、当社の従来モデルであるM.2フォームファクターを採用したPCIe® 3.0対応のXD5シリーズに比べ、シーケンシャルリードで約2倍、ランダムライトで約4倍の性能向上を実現しながら、小型化の課題であった放熱性も備えています。24時間年中無休の稼働が必要なクラウドデータセンターなどでも一貫した性能、低レイテンシー、信頼性を実現するように設計されています。

キオクシアXD6シリーズの主な機能

  • 最大6,500MB/sのシーケンシャルリード性能、最大2,400MB/sのシーケンシャルライト性能
  • 消費電力:15W
  • セキュリティ機能:オプションとしてTCG Opal SSCサポートのセキュリティ対応モデルを用意[注4]
  • エンドツーエンドのデータパス保護
  • データセンターの負荷に対し、安定した低レイテンシーを実現
  • 新規開発の内製コントローラーを使用

[注1]2020年11月4日現在。キオクシア株式会社調べ。
[注2]OCP: Open Compute Project。Microsoft社およびFacebook社が提唱するスケーラブルなコンピューティングを実現するために、効率の良いサーバー/ストレージ/データセンターなどのハードウェアを設計し、提供していくための共同コミュニティー。
[注3]本サンプルはOEM顧客向けの評価用であり、量産時と仕様が異なる場合があります。
[注4]セキュリティ対応モデルのラインアップは、地域によって異なります。

  • PCIeはPCI-SIGの登録商標です。
  • NVMeは、NVM Express, Inc.の商標です。
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