キオクシアとウエスタンデジタルが四日市工場のフラッシュメモリ新製造棟における共同投資について合意

2022年秋から生産開始予定

  • 2022年4月15日
  • キオクシア株式会社
  • ウエスタンデジタルコーポレーション

東京、カリフォルニア州サンノゼ、2022年4月15日 –キオクシア株式会社とウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ: WDC)は、三重県四日市市のキオクシア四日市工場第7製造棟(以下、Y7)第1期における共同投資を実施する旨の正式契約を締結しました。両社による共同投資により、2022年(注)4月に建屋が完成したY7第1期での2022年秋からの生産開始を目指します。今回の合意により両社の20年にわたるジョイントベンチャーパートナーシップはまた一つ、重要なマイルストーンを刻みました。

キオクシアの代表取締役社長である早坂伸夫は次のように述べています。「Y7における共同投資によってウエスタンデジタルとの戦略的なパートナーシップがさらに深まったことを大変喜ばしく思います。社会のデジタル化に伴い、メモリ製品の利用は加速しています。キオクシアは引き続き両社の技術的パートナーシップとスケールメリットを生かし、最先端の半導体製品を開発・生産し、有機的な成長を達成していきます。」

ウエスタンデジタルの技術兼戦略統括プレジデントであるシバ・シバラム(Siva Sivaram)は次のように述べています。「Y7における今回の共同投資は、キオクシアとの建設的で良好な関係を裏付けるものであり、また世界における我々のメモリシェアがいかに大きく、メモリとストレージが引き続き重要なこと、そして当社の日本に対する多面的なコミットメントを明らかにするものです。キオクシアとの戦略的パートナーシップにより、R&D機能を強化し生産規模を拡張しながら、最先端技術を導入していきます。今後も共に長期的な成功を目指していきます。」

Y7は世界最大級のフラッシュメモリ工場である四日市工場において両社が共同投資する6番目の製造棟になり、112層、162層、およびその先のノードを含む3次元フラッシュメモリの生産に対応します。

キオクシアとウエスタンデジタルは、今後も3次元フラッシュメモリの共同開発および市場動向に沿った共同投資を通じてシナジー効果を最大限発揮し、それぞれの競争力を強化してメモリ分野におけるリーダーシップを強化していきます。

注:本リリース記載の年表示はすべて暦年となります。

四日市工場 第7製造棟 (Y7)