米・OCZテクノロジー社のSSD事業に関する資産譲渡契約を締結

  • 2013年12月3日
  • 株式会社東芝

当社は、リテールやデータセンター向けのSSD事業を強化するために、米・OCZテクノロジー社(以下、OCZ社)と同社のSSD事業に関する資産譲渡契約を12月2日(米国時間)に締結しました。

OCZ社は、同日、米連邦破産法11章に基づく申立てを行いました。本資産譲渡は、当該申立てを管轄する破産裁判所の承認を条件に、同法11章363条の規定に従って、オークションプロセスを経て完了します。

当社は、本事業の買収が成立した場合、OCZ社のSSD事業における技術開発資産、知的財産、製品、販売網を取得することができ、SSD事業の更なる拡大が見込めます。当社が強みを持つNAND型フラッシュメモリの技術と、OCZ社が高い実績のあるリテールやデータセンター用途SSDを組み合わせることで、SSD事業の競争力を一層強化します。

ストレージ市場では、薄型軽量化が進むノートPC、タブレットに加え、クラウドサービスの普及によりデータセンター向けのニーズが高まっています。当社は、最先端の微細化技術を持つNAND型フラッシュメモリと高速化・大容量化を続けるSSD、HDDの事業を手掛ける世界唯一のメーカーとして、今後も顧客ニーズに応えるストレージ製品を積極的に展開していきます。

OCZテクノロジー社の概要

設立:2002年

所在地:米国・カリフォルニア州 サンノゼ

代表者:Ralph Schmitt CEO

従業員数:約450名

売上:12年度 334M$

事業内容:SSD事業、PC向け電力供給装置事業