「SeeQVault™」のライセンス提供を開始

パナソニック、サムスン、ソニー、東芝の4社が共同開発した新HDコンテンツ保護技術「SeeQVault」により、多様な楽しみ方を提供、新たなビジネスを創出に向けて

  • 2013年2月25日
  • NSM Initiatives LLC

パナソニック、サムスン、ソニー、東芝4社による協業事業である、Next Generation Secure Memory(以下、NSM) Initiative(次世代セキュアメモリーイニシアティブ)は、共同で設立したNSM Initiatives LLCを通じてフラッシュメモリーを使った新しいコンテンツ保護技術「SeeQVault」(シー・キュー・ボルト)のライセンス提供を本日から開始します。
「SeeQVault」は、High Definition(HD)画質娯楽ソフト、秘密情報や個人情報ファイルを、保護しながら保存や移行をすることができる保護技術です。家電、エンターテインメント、そしてITに至る幅広い企業を対象にライセンスが提供されます。この新技術によって、ハードウエアメーカー、ソフトウェアメーカー、そしてコンテンツサービスプロバイダーは、消費者にセキュリティと可搬性を備えた、柔軟性の高いHDコンテンツを提供することが可能になります。

NSM 広報責任者 ビクター・マツダのコメント
「SeeQVault」の技術によって、ユーザーは、HDコンテンツを家庭内の再生機器、自身のアンドロイドやウインドウズOS対応のモバイル端末にも保存し、再生することが可能になりました。さらに、家電メーカー、モバイル機器メーカー、IT企業、HDコンテンツ制作・販売会社にとって、NSMがもたらすこの技術は、市場の競争や新たなビジネスモデルをもたらすことになるでしょう 。

ユーザーは、保護技術「SeeQVault」が組み込まれたメモリーやデバイスを使い、インターネットを介さずに、多種の再生機器に高品質のHDコンテンツを保存し、繰り返し視聴を楽しむことができます。「SeeQVault」搭載のフラッシュドライブやSDカード、HDDなどのメディアがあれば、ユーザーは、IDや認証キーで守られた高度なセキュリティ環境の中で、著作権が保護されたコンテンツを自由に使い回し、好きな再生デバイスで視聴できます。

グローバル情報企業IHSでシニア・アナリストを務めるポール・エリクソンの見解
もっと頻繁にコンテンツの視聴や保存する機器がモバイルになりつつある消費者動向は、今後ますます加速するであろう。市場は、HD、あるいはフルHD再生機能を搭載したスマートフォンやタブレットが増加し、人々は、外出先でお互いにHD画質ソフトを持ち歩いて楽しむために集まることに目を向けるであろう。産業として捉えた場合、アンドロイドやウインドウズ対応の世界的再生機器メーカーがこの方向に動いていることも心強い。

NSM Initiatives LLCが提供する保護技術「SeeQVault」ライセンスは、メモリーやデバイス・メーカー、そしてサービスプロバイダー、コンテンツ制作・配信業者、すべての方々が購入することができます。ライセンス使用権に関する契約別の条項、規格の詳細は、NSMホームページwww.nextgenerationsecurememory.com をご覧ください。

SeeQVault(シー・キュー・ボルト)について
「SeeQVault」は、ユーザーが強固なセキュリティシステム環境の下で、再生デバイスやモバイルのほぼ全機器でHDコンテンツを保存し、インターネットへのアクセスの有無に関係なく、いつでも、どこへでも持ち運び、視聴できるようにする技術です。このすぐれたコンテンツ保存ソリューションである「SeeQVault」は、秘密情報の保存と保護の観点から、HDコンテンツのオンライン購入やレンタル、契約配信、自動販売機、店頭販売に至るまで、幅広い新規ビジネスモデルをコンテンツ産業にもたらします。パナソニック、サムスン、ソニー、東芝4社の共同開発による新技術「SeeQVault」のライセンスは、NSM Initiatives LLCがお届けします。

SeeQVaultは、NSM Initiatives LLCの商標です。
本プレスリリースは、NSM Initiatives LLCが、2013年2月25日(スペイン・バルセロナ現地時間)に発表した内容を日本語に翻訳、再編集したものです。
本プレスリリースの正式言語は英語のため、その内容・解釈については原文である、英文が優先されます。