イベントレポート: HPE Discover 2025
キオクシアのフラッシュストレージソリューション - データセンターから宇宙まで

キオクシアは、2025年6月にラスベガスで開催されたHewlett Packard Enterprise(HPE)が主催するHPE Discover 2025に出展し、当社のフラッシュストレージソリューションが、クラウド、人工知能(AI)、ハイブリッド環境にわたるITインフラのモダナイゼーションをどのようにサポートしているかを紹介しました。このソリューションはエッジからデータセンター、さらには宇宙でも活躍しています。キオクシアのSSDはエンタープライズサーバー、ストレージ、そして現代のデータセンターを含むHPEの幅広いソリューションに対応しており、エッジからクラウドまで安定した性能を提供しています。

【動画】KIOXIA and Hewlett Packard Enterprise - HPE Discover 2025(2:06)

展示ブースやブレイクアウトセッションでは、HPE Spaceborne Computer-2(SBC-2)プログラムに対するキオクシアの貢献について詳しく説明しました。このプログラムでは、キオクシアのSSDを活用することで、国際宇宙ステーション(ISS)内の試験環境で最先端の研究を可能にしています。さらに、キオクシアのSSDを搭載した月面探査車(ローバー)であるAstrolab FLIPローバーの実物大モデルを用いて、Spaceborneプログラムの次フェーズについても紹介しました。FLIPローバーは2025年12月にGriffin Mission Oneの一環として月面に着陸する予定で、このミッションが成功すれば、Astrolab社にとって初めて月に到達するローバーになります。

キオクシアブースで展示されたFLIPローバー
キオクシアのストレージやメモリソリューションについて参加者に説明

また、PCIe® 5.0、EDSFF(Enterprise and Datacenter Standard Form Factor)、24G SAS(SAS-4)技術の活用により、キオクシアが業界発展にどのように寄与し続けているかを示しました。これらのイノベーションは、高性能化、大容量化、エネルギー効率向上を実現し、インフラの最適化を促進しつつ、TCO(総所有コスト)の削減を支援しています。

キオクシアのデータセンター、エンタープライズ、クライアントSSDのフルラインアップを展示
エンタープライズ、データセンターアプリケーションにおけるキオクシアのSSDソリューション

HPE Discover 2025では、以下の新製品を紹介しました。

  • KIOXIA CD9Pシリーズ データセンター NVMe™ SSD(参考展示):PCIe 5.0 NVMe 2.0 EDSFF E3.SフォームファクターSSD
  • KIOXIA CM9シリーズ エンタープライズ NVMe SSD(参考展示):第8世代BiCS FLASH™ TLC 3次元フラッシュメモリを搭載した次世代NVMe SSD
  • KIOXIA LC9シリーズ エンタープライズ NVMe SSD(参考展示):大容量QLC SSD

キオクシアのブースでは、以下のデモを実施しました。

  • HPE SBC-2:ISS内で高い性能でエッジコンピューティングを支える、総データストレージ容量130テラバイト(TB)を超えるキオクシアのSSD
  • ISSの先にある未来:キオクシアのSSDとFLIPローバーの次なる宇宙探査のステージ
  • データセンターを強化する低消費電力で高速なストレージ:新製品KIOXIA CD9Pシリーズ データセンター NVMe SSD
  • エンタープライズのパフォーマンスを加速するキオクシアの高速SSD:KIOXIA CM9シリーズ E3.S エンタープライズ NVMe SSD
  • AI時代に対応する大容量QLCストレージ:大容量122.88 TBのKIOXIA LC9シリーズ エンタープライズ NVMe SSD
  • データベースストレージの可能性を解放:KIOXIA RM7シリーズ エンタープライズ Value SAS SSD
  • ポストSATA時代へ向けて:従来のSATA SSDストレージに代わり高いコストパフォーマンスを提供するSASの価値を実証
キオクシアのSSD/メモリソリューションのキービジュアル動画(37秒)
ブレイクアウトセッションやエキスポセッションで最新のSpaceborneプログラムの進捗を紹介
イベントで好評だった、KIOXIA CD8PシリーズSSDを用いて自分の写真をアニメ風に変換するAIデモ
HPEの顧客にポストSATA時代へ向けたキャンペーンについて説明
最新のBiCS FLASH™モデルによる、キオクシアのフラッシュメモリをどのようにSSDで活用しているかを解説
イベントの幕開けを飾った基調講演会場Sphereの様子
HPEの主要スポンサーとして基調講演中に紹介されたキオクシア
Spaceborneへのキオクシアの貢献を説明するHPEのフェルナンデス博士
現在のISSでのSpaceborne運用状況と次の月面ミッションについて参加者に説明

キオクシアのブースにお立ち寄りいただき、デモやセッションにご参加いただいた皆様、Spaceborne Computerプログラムや次世代のストレージへの課題に向けたHPEとキオクシアのコラボレーションについて関心を寄せてくださった皆様、ありがとうございました。

  • 記憶容量:1 MB (1メガバイト) =1,000,000 (10の6乗) バイト、1 GB (1ギガバイト) =1,000,000,000 (10の9乗) バイト、1 TB (1テラバイト) =1,000,000,000,000 (10の12乗) バイトによる算出値です。しかし、1 GB=1,073,741,824 (2の30乗) バイト、1 TB =1,099,511,627,776 (2の40乗) バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
  • PCIe は、PCI-SIG の登録商標です。
  • NVMeは、NVM Express, Inc.の米国またはその他の国における登録商標または商標です。
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