PCIe® 4.0対応の小型・大容量クライアントSSDの評価用サンプルの出荷について

第6世代BiCS FLASH™ 3次元フラッシュメモリを初めて搭載し、小型M.2 2230フォームファクターで2,048GBの大容量を実現

  • 2023年5月23日
  • キオクシア株式会社

当社はクライアントSSDのラインアップに、PCIe®4.0高速インターフェースに対応し、モバイル機器向けの小型フォームファクターを採用しながら大容量を実現した「KIOXIA BG6シリーズ」(以下「BG6シリーズ」)を追加し、OEM顧客向けの評価用サンプルの出荷を2023年後半に開始します。携帯性と高機能を求められるPCなどのモバイル機器、IoTデバイス、ゲーム機器などの高性能化に貢献します。

PCIe<sup>®</sup> 4.0対応の小型・大容量クライアントSSD「KIOXIA BG6シリーズ」

BG6シリーズは、当社SSDのラインアップで第6世代BiCS FLASH™ 3次元フラッシュメモリを初めて搭載した製品となります(注1)。PCIe® 4.0の高速インターフェースに対応し、小型フォームファクターながら大容量化を進め、従来製品の約1.7倍の性能を実現します(注2)。さらに、電力効率を向上させ、仕事でもプライベートでも快適なモバイル環境を実現するためのストレージを提供します。

フォームファクターはモバイル機器に適した小型M.2タイプ2230(22 mm x 30 mm)と2280(22 mm x 80 mm)を採用し、256GB、512GB、1,024GB、2,048GB(注3)の容量ラインアップをそろえます。また、ホスト・メモリ・バッファ(HMB)技術に対応し、ホスト機器に搭載のDRAMの一部を利用することにより、DRAMレスでありながら高性能でコスト優位性があるSSDを実現します。

KIOXIA BG6シリーズの他の主な特長:

  • 最大64 GT/s(PCIe® Gen4 x4)のインターフェーススピード
  • 最大6,000 MB/sのシーケンシャルリード性能、最大5,300 MB/sのシーケンシャルライト性能
  • 最大850,000 IOPS(注4)のランダムリード性能、最大900,000 IOPSのランダムライト性能
  • NVMe™ 1.4cやSMBus(システム・マネジメント・バス)の機能に対応し、細かい熱管理の設定が可能
  • セキュリティー機能オプションとして、最新のTCG PyriteとOpalの規格に対応したモデルを用意し、end-to-endのデータ保護により、自宅でもオフィスでもデータの安全性を確保(注5)
  • 強制電源遮断時にデータを保護するための電源断通知機能に対応
  • サイドバンド信号(PERST#、CLKREQ#、PLN#)は、1.8Vと3.3Vの両方に対応
  • プラットフォーム・ファームウェア・リカバリー機能に対応
     
  1. 256 GBと512 GBの製品は第5世代BiCS FLASH™ 3次元フラッシュメモリを搭載しています。
  2. KIOXIA BG5シリーズに比べて
  3. 記憶容量:1ギガバイト(1GB)=1,000,000,000(10の9乗)バイトによる算出値です。そのため1GB=1,073,741,824(2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
  4. IOPS:Input Output Per Second(1秒間に読み書きできる回数)
  5. 暗号化機能付きモデルのラインアップは、地域によって異なります。
     
  • PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
  • NVMeはNVM Express, Inc.の米国またはその他の国における登録商標または商標です。
  • その他記載されている社名・商品名・サービス名は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

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