業界最大クラス 記憶容量1.6TBのエンタープライズ向けSSDのサンプル出荷開始について

  • 2013年 6月 3日
  • 株式会社東芝

当社は、2.5型エンタープライズ向けソリッドステートドライブ(以下、eSSD)として、業界最大クラス注1となる1.6TB注2記憶容量の「PX02SMB160」はじめ4モデルのサンプル出荷を7月から開始します。

新製品「PX02SM」シリーズは、当社として初めてeMLC(エンタープライズマルチレベルセル)のNAND型フラッシュメモリをeSSDに採用したほか、新規開発した高速データ処理の可能なコントローラと12Gb/sのSASインターフェース搭載などにより、900MB/sの連続読み出し速度(シーケンシャルリード注3)を達成しました。特に、ランダムリード注4の性能は120kIOPS注5の速さで、本シリーズを高性能サーバー および 階層化された高性能ストレージシステムに適用することで、更なる性能改善が可能になります。
また、新製品には、当社独自の誤り訂正技術である「QSBC」注6を新たに採用しています。複数のエラー訂正回路があり、SSD内部で発生するさまざまなエラーに適切なエラー訂正回路が対処することで、効率的でより精度の高い処理を実現しています。
なお、6月4日から台湾で開催されるComputex Taipei 2013の米国マーベル社のブース(T101C)に、本製品の最大容量モデルである1.6TBモデル「PX02SMB160」が展示されます。

  1. : SAS/SATAインターフェース採用のエンタープライズ向け2.5型SSDとして。2013年6月3日現在、東芝調べ。
  2. : 1テラバイト(TB)は1,000,000,000,000バイト、1ギガバイト(GB)は1,000,000,000バイト、1メガバイト(MB)は1,000,000バイトで計算しています。
  3. : 連続したデータ(62KiB)のデータを読み出すときのデータ転送速度。
  4. : ランダムデータを読み出すときのアクセス能力。1秒間に4KiBの大きさのデータをいくつ読み出せるかで速度を示す。
  5. : Input Output Per Secondの略。1秒間に可能なリード、ライトの処理の回数を表すもの。数値が高いほど処理能力が高くなります。
  6. : Quadruple Swing-By Code。QSBCは株式会社東芝の商標です。

新製品の概要

型名 記憶容量 特長
PX02SMB160 1.6TB 高速タイプ
高性能サーバー向け
PX02SMF080 800GB
PX02SMF040 400GB
PX02SMF020 200GB

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/storage/selection/built-in/enterprise_ssd/index.html
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ストレージプロダクツ事業部

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