報道取材現場で使用するための情報漏えい防止型SDメモリカードの開発で映像情報メディア学会の「技術振興賞」進歩開発賞(研究開発部門)を受賞

インターフェースロック機能「Mamolica™(マモリカ)」を使った取り組みで日本テレビと共同で受賞

  • 2017年5月25日
  • 東芝メモリ株式会社

当社は、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)と共同で、報道取材現場で使用するための、情報漏えい防止型SDメモリカードの開発で、一般社団法人映像情報メディア学会(以下、映像情報メディア学会)の、「技術振興賞」進歩開発賞(研究開発部門)を受賞しました。「技術振興賞」進歩開発賞(研究開発部門)は、映像情報メディア学会が毎年研究開発、設計等の部門において、映像情報メディアに関する研究、開発により斬新な方式、システム、機器、デバイス等を完成、あるいは実用化し、顕著な効果を示した個人または団体に授与する賞です。

インターフェースロック機能「Mamolica™」付きSDメモリカード

報道取材現場では、SDメモリカード記録型のビデオカメラが多く使用されており、SDメモリカードの紛失や盗難があった場合にも取材映像や個人情報が漏えいしない仕組みの要望がありました。そこで当社は、セット側のビデオカメラに改造を加えたり、専用のアダプタを装着したりせずに、それらの要望に応えることができる製品として、NFC(近距離無線通信)技術を使ったインターフェースロック機能「Mamolica™」付きSDメモリカード(Read Lockモデル)を開発しました。

当社従来製品の「Mamolica™」付きSDメモリカードでは、撮影など新たなデータの書き込みや保存されたデータの読み出しは、スマートフォンなどを用いて特定ユーザーが鍵(ロック)を解除して行う仕組みとなっています。しかし、慌ただしい取材現場では、撮影する度にロック解除を行う余裕がない場合があります。そこで当社は従来製品の機能をベースに、撮影(データの書き込み)は通常のSDメモリカードと同様に常時ロックなしで行いながら、データ読み出しに対してのみ特定ユーザーによるロック機能を設けることができる「Read Lockモデル」を開発しました。

今回の受賞は、情報漏えい防止型SDメモリカードの開発を行った当社と、情報漏えい防止型SDメモリカードの機能検証、ビデオカメラなど各種セットでの情報漏えい防止型SDメモリカードの互換性の評価や、スマートフォンやPC用の周辺機器の試作などを行った日本テレビの二社からなる開発チームに対して共同で贈られたものです。

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本製品の詳細は下記WEBページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/memory/nfc-sd/mamolica-rl.html

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